Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
毎クール4~10本程度のアニメを視聴。見たアニメの感想は出来るだけ書いていきたいけれど、5分枠の作品とかはあまり書かないかも

サービス開始日: 2016-03-14 (2989日目)

視聴状況

タカツテムが記録しました
とても良い

真由の人間性に迫りつつ、それによって久美子の人間性も改めて浮かび上がってくる構造になっていたような
久美子は相手の要求を何だかんだ受け流せるおおらかさを持っている印象がある。それは別の見方をすれば特別な何かを持っていないと言えるかもしれなくて
それは真由に通じる要素と言えるのかな?

吹部の日々を過ごしつつも真由との会話を望む久美子は少し面白い動きをしている。前回は真由を拒否したのに、今回は自分から誘っている
両者の様子に前回の緊張は垣間見えない。それを隠せるくらいの大人さを持っているね
でも、それは松本や夏紀が示した大人っぽさとはまた違うベクトルに思える

そもそも大前提として久美子はまだ自分の進路を決められない高校生。家族に相談しても説明会に行っても様々な助言を受けても決まらない。それはこだわりが強いようでいて、全くこだわりが無いように感じる
真由との連なりで考えると、今の久美子は何か一つを持っていない為にそれを寄る辺と出来ないのかもしれない
ただ、人に囲まれているからそうは見えないだけで

真由もそういう話なのかな…?
普通から外れているとの自覚が有って、かといってそれに不満が有るとか直すべきと思う様子はない
そんな真由の今の寄る辺はもしかして久美子なのかな。久美子が真由に自分を見たように、真由も久美子に自分を見たのかもしれない
だから彼女にだけ自らの歪さを明かしたのかもしれない

結局久美子が望んだ話は出来たと言えるのか?その点は非常にあやふやだが、真由は久美子が望む通りにオーディションで本気を示すと宣言した
皆が喜ぶ事を志向しつつ久美子の喜びを重視するかのようなその姿勢、黒江真由という人物が判ったようで益々判らなくなった回だったように思えますよ……



タカツテムが記録しました
良い

運命の日の前後が思う存分に描かれた回となったね
付き合って無くても依の格好良い姿を見たいし自分は可愛い姿を見せたい。それはライブを期に変わってしまうかもしれなくて
でも、依はひまりに恋する事で良い変わり方が出来た。ならひまりだって依と良い変わり方をしたい。そう感じられたEPだったかな

二人の始まりはライブだった。だからもう一度変わる瞬間が有るとしたらやはりライブになって
あの時覚えた一目惚れの意味を自分の中で消化して、依への気持ちを捉え直したひまりの姿は良かったな
けど、それによって二人の関係は様変わりせず。それでも今までより少しだけ親密になった姿は尊い

ひまりとの関係が変わる依に思う処はあれど、それを口にせずアシストに徹した亜季はいじらしい
それだけに恋は叶わなくても別の一番を手にした彼女の様子は寂しさと嬉しさが同居したものと思えたよ
そんな亜季の前に現れた新たな波乱。彼女がSSGIRLSに向ける敵意をどう描いてくれるのか楽しみですよ



タカツテムが記録しました
良い

まさかこの人のEPで一話丸々使うとは思わなかった…
ただまあ、一人暮らしだった為に家族登場の余地が少ない森太郎の親類から見た人間性を知る上では貴重な人物と言えるのかな?
それにしたって漫画家生活のせいで人として必要な諸々を失っているマリは逆に心配になってくるタイプでも有ったが(笑)

森太郎の保護者的立場なら真っ先に感じなければならない筈のとわの存在に途中まで異変を覚えず、むしろ誕生日祝いが優先されるとか本当に人間性が終わっている(笑)
でも、彼女の登場によりこれまでとわが知らなかった森太郎の別の面を知ることが出来た。それは二人の同棲を続けていく上で重要なピースとなっていくのだろうね

常ならぬ存在である天使のとわも非常識感バリバリのマリを前にすれば常識人っぽく映ってしまう不思議な回
それだけにマリが去って再び平穏が訪れたかに思えたラストで別方面の非常識と出会ってしまう展開はインパクト有る
天使・雪女と来ての吸血鬼。性格も属性も強烈な個性を持つ彼女は色々と楽しい存在なので、そんな彼女が動き回る次回が待ち遠しいね



タカツテムが記録しました
とても良い

防衛隊に入隊した新人達が初めて味わう実戦、緊張感溢れる瞬間に至るまでを避難等が始まる街中の様子や作戦会議の映像を交える演出は良いね
下手をすれば自分の命を失うだけでなく人や街にも被害が出る。だからこそ気が抜けない

一方で初任務は新人達の価値を試す場でも有るね
先輩達より同期より自分の方が役に立っていると示す機会。その点ではキコルはやはり別格。またレノも活躍しているようで
こうなると解放戦力1%のカフカが何処までやれるかになってくるが…

カフカは試験と同じく知識と経験で貢献か。それは小さな活躍でも確かな成果
だというのに他の活躍を全て吹き飛ばすようなミナの砲撃は凄まじい
カフカの目標は果てしなく遠い。もっと別の活躍が必要となる
だとすると現地に現れた人型怪獣はカフカにとってどのような壁となるのだろうね



タカツテムが記録しました
全体
普通
映像
とても良い
キャラクター
良い
ストーリー
良い
音楽
良い

色々と痒い所に手が届かないシナリオと感じてしまう部分が多かった印象かも…

アイドル物と言えば、アイドルに憧れる少女がスカウトやオーディションを通して自己実現を叶えるストーリーラインになる認識が有るのだけど、本作でやっている事は一種の邪道だね
スカウトされる事を見越してメンバーを集めて行動指針を決めて願い通りの境遇へと辿り着いていく。その計画性はゆうという少女が多くのアイドルファンがアイドルに対し一方的に求める純粋さとは掛け離れているように思えてしまう
けれど、そもそもが追い詰められた果ての行動だし、描いた計画を実現させる点は彼女の有能さを示しているとも言える

ただ、この点でどうしても気になってしまうのは様変わりしていく境遇に関して他3人の意向がその時々であまり描かれていない点か
ゆうは自分がアイドルになるという未来を胸に懐いて行動している。だから様変わりしていく自分にむしろ「待ってました!」と言わんばかり。でも、他の三人にとってはゆうを介して繋がった交友関係がいつの間にかアイドル活動になっていたという状態になるわけで
その状況に対する見解は後にくるみによって言及される部分はあるものの、もう少しその時々で戸惑いめいた言葉は欲しかったような気がしないでもない
本作はゆうを明確な主人公として設置してしまった為に、下手をすればくるみ達を添え物のように感じてしまうシーンが散見されたのは残念かな

本作を見ていて考えてしまうのは、アイドルとはどのような存在なのか?という点だろうね
先に上げたようにゆうが本作で行ったのは邪道であり、そうして手にしたアイドルという立場にどれだけの意味があるのか?という話になってしまう。蘭子達はゆうの思惑を知らなかったが、結局は無理に手にした立場によって苦しみを被ったと言えなくもない
なら、ゆうにとってアイドルとは何かといえば輝きを放つ存在となるわけで。そこで問題となってしまうのが彼女の行動が邪道である点。真っ直ぐな思いでない方法で更に友人を踏み台にして手にした立場は輝いていたのか?

その答えはくるみや美嘉を苦しめたという意味でアイドルのゆうは人を惹き付ける輝きを放っていなかったと言えるのかな
逆に共通項があるわけでもなかったあの4人が友人に成れたのは人としてのゆうの輝きが存在していたからと言えるのかもしれない。だから割合あっさりと東西南北が揃い、ゆうのGo my way気味な行動にも付いてきてくれて、最終的に交友関係も取り戻せた
その最大級の答えがラストの写真に籠められていると言えなくもないだろうし。アイドルとしては輝けなかったかもしれないが、友達とはしゃいでいたあの瞬間のゆう達は間違いなく輝いていた

まあ、あれだけの衝突を起こし一時的に絶縁状態となっていた蘭子達とあっさり復縁出来たのはちょっと理解を超えていたりもするが



タカツテムがステータスを変更しました
見た

タカツテムが記録しました
とても良い

バンド活動は始まったのに、いつになっても決まらない名前。それは自分達の進行方向が決まらないも同じ。予備校を続けながらバンドもする仁菜は中途半端
でも、それ以上に中途半端な状態が桃香。バンドはしても続ける気は無い。後ろ向きな桃香に小指を立てて反抗する仁菜の気持ち良い鬱陶しさがとても良かったよ

ぼんやりとプロは意識出来ても誰も良いバンド名を思い付かない。それは皆で共有できる方針への納得を得られないから
それを別方向から突き付けるのが涼音だね。仁菜が放置していた家の事やら予備校への重心を思い出させる
仁菜が重んじるべきはバンドか予備校か。仁菜をバンドに引きずり込んだ桃香は教えてくれない

仁菜と桃香だけなら行き詰まる局面に智やミネの棘が刺さる事で仁菜の棘は先鋭さを取り戻したようで
頼る人が居ないとか、怖くてもステージに立つとかは自力で進んでいくとの意味で。今の仁菜は桃香や家族の助けを得て中途半端な立場にいる。逆に言えば自力で進めれば中途半端から脱せれる、自然とバンド名も決まる

仁菜の初期衝動である理不尽への反抗、鬱屈を力にする反骨精神
偶然目に入った単語をバンド名にしてしまう傲慢さ、自分の言葉をただ連ねる無茶苦茶なステージング
それ故に強烈な個性を放つロックンロールは凄まじいまでの力を持って他者を巻き込むもの。遂に口にした中途半端からの脱却、これに桃香はどう応じるのかな?



タカツテムが記録しました
普通


タカツテムが記録しました
良い

やけくそキャンプは計画というルールを立てずに行われたものだからか、参加者の千明は行き先を知らないままに出発してしまう
今回のキャンプ模様はリアルタイムではなく回想。少しだけルール破りな描き方が逆に面白さとなっている。そうしたやけくそさが一種の面白さとして機能していたEPな気がするよ

キャンプは既に終わっているからなでしこを連れて行く事は本来できないが、回想を通す事で擬似同行させている
でも、行ってないのに同行したかのようにすれば、千明が言うように世界が崩壊してしまうわけで
回想になでしこ介入、参加したと捏造されたちくわとはんぺん。こうまで捏造されると、それはそれで道中は魅力的になってくる

一方でルール無視だから本来のバス時間には遅れるし、無駄に山道を歩き、温泉もさっと浴びて終わり。本当に楽しめているのかと思うけれど、これはやけくそキャンプだからこそ味わえる独特な風味…なのかもしれない
というか、千明達の場合はこういったドタバタ感のあるキャンプ模様の方がらしさを覚えてしまうね

一方でやけくそとは言っても、行きたくて行った場所なのだから思う存分に楽しんでいる。目に入る風景の素晴らしさは最高
また、本来は同行の難しいちくわをキャンプに連れて行けたというのもやけくそ捏造回想ならでは
こうなってくると、次回描かれるだろうキャンプ飯でどのようなルール破りの美味しさが登場するか楽しみに思えてくるよ



タカツテムがステータスを変更しました
視聴中止

タカツテムが記録しました
普通


タカツテムが記録しました
良い

流石ufotableと称賛したくなる程に安定した作り
禰豆子が太陽を克服した事で蠢く局面に対して柱が一致団結して稽古の場を作り上げるというのは最終決戦の近付きを実感させる
人と人の繋がりを更に深め持てる力をより増そうという訳だ

炭治郎はその状況を象徴するような人物
稽古への想いが異なる為に仲違いしかけた善逸に、善逸の力のお陰で勝てたと伝えて彼との仲を取り戻している。炭治郎らしい振る舞い
そのような状況だからこそ、繋がりに混じろうとしない冨岡の異物感が目立ってしまうのだけど…



タカツテムがステータスを変更しました
見てる

タカツテムが記録しました
良い

これまでのターニングポイントは選択の余地が薄かったのに対し、今回はルディに選ぶ余地があった点が印象的
手元にある明確な幸福を捨てて不明瞭な領域へと進むか?それとも不明瞭だからと楽観視するか?
幸福な家庭に辿り着いたからこそルディには難しい選択肢となったね

ノルンとの仲も改善され、友人に恵まれ、ナナホシの研究も進展中。全てが上手く回っている中で更に幸福度を増すまさかのおめでた
以前にこの話題が出た時は難しいかもなんて言われていただけに、こんな早くに子供が出来るなんてと驚かされる
ルディは幸福の絶頂に居る。後はそこに留まるか落ちるかの二択

絶望の淵に居た事があるルディにとって自らの判断で幸福を手放すなんて難しい話。けれど彼がそれを選ばなかったら、他の者が同じ道を選ぶかもしれない。それは本当にルディの幸福と言えるのか?
でも、旅立ったらそれはそれで幸福を留められるとは限らない。何かを選ぶ必要があるが、何を選んでも良い結果へは繋がらない

後悔を避ける為の人生のやり直しをしてきたルディにとって今回のターニングポイントがどれだけ大きな意味を持っているかが判る
彼はシルフィの夫として一度は留まろうとした。それは今までの在り方の継続。けれどノルンの兄貴として旅立つ覚悟を決めた
それはルディのやり直しが新たな境地へ突入したのだと感じられたよ



タカツテムが記録しました
とても良い

危惧していた事態にはならなかったか…。一安心
けれど、このような緊張感を強いるオーディションを勝ち抜く度にやるとなれば全体の強度は上がっても個々人のメンタルが削れそうな…
それだけに今回は全体と個人という対比を強く感じさせる内容となったかな

変わらず落選者の事を考える真由は個人の心配をしている。対する久美子の主張は全体的、真由の選出を全員が喜ぶなんて少し夢物語だけど、部長であるには仕方ない
そこへ梓は良い視点を持ってきたね。考えるのではなく感覚で進路を選んでいる。その視点だから音楽に関わらない久美子を想像できないなんて言う
これは久美子に最近欠けていた視点だね

だから真由がオーディションで本気を出すか心配していたのに、いざ本気を出せば自分の為に吹けるようになる
ただ、結果は若干の不穏さを示すものになったような。先輩を押し退けて初心者が通るなんて全体として正しくても個人の納得は得られない
ここで再び部長として全体を代弁しなければならない点には久美子の立場の揺らぎを感じるね

思えば、ユーフォニアムは2人が選ばれると真由が予想し久美子も反論しなかった点を思うと、3人が選ばれた結果は少しの疑問が残る
巧い人だけが選ばれたと本当に言えるのか?滝へ質問する際の久美子にはこの疑問も存在していたのではないかと深読みしてしまう
全体を考えれば正しい選考。それだけに個人感覚での反論は難しい

兎も角、現時点でのベストメンバーは明白となったわけで
葉月が選出されたり、久美子と麗奈がソリとなった点は嬉しく思えるね
次回は府大会、遂にこの第3期において初の本格的な演奏シーンが描かれるのかな?長い時間を吹奏楽の練習に費やしてきた彼女らの演奏がどれだけの輝きを魅せてくれるのか楽しみですよ



タカツテムが記録しました
良い

亜季は良くも悪くも依の為に行動できるタイプだなぁ
自分が依を好きな気持ちに偽りはない。なのに、恋敵を焚き付けられるなんて中々出来る行動じゃない
ひまりは依の告白に保留を願った。でも、時間には限りがあるから
ひまりはいつの日にか答えを出さなければならない

亜季が発破を掛けてひまりに危機感を持たせたのとは対象的に、百々花は別視点からひまりの認識を改めさせるね
ひまりが時間潰しとして始めた料理活動に依への想いを見出させた。それはひまりが依に対して何かの想いがある仮証明
そう思えれば依との向き合い方も変わってくる

依がひまりへの想いを自覚した為に、しょっぱいタルトも嬉しく感じれたように、百々花と仲良いひまりに嫌な感情を覚えたように、恋愛曲を書けるようになったように
恋という感情は人の言動を変えるもの
だから依を待たせている状況を酷いと自覚できたひまりは何かの想いにより変わり始めている

もう一度気持ちを確かめる事になるライブというタイムリミット。それは2人にとって良い意味での制限になったようで
その瞬間を楽しみに思えるから依は音楽活動に励める。その瞬間を意識するからひまりは依との関係が変わる未来を想像する
視聴者的に楽しみな瞬間、そこにあの志帆が絡み始める展開は原作既読者的にテンション上がる



タカツテムが記録しました
良い

前回はつむぎとのえるの魅力を前面に押し出すEPだったけど、その際は出番が控えめだったとわのヒロイン力で全てを彩るEPとなったような
聞けば同居が始まりたった1週間。けれど、それを感じさせないくらいに2人の仲は既に濃密。だからとわを天界に返す為にやってきたしうですら2人の仲を引き裂けないわけだ

人間勉強の為に下界にやってきたとわにとって本懐は人との交流の筈。しうが指摘するように安全の為にと家に押し込められている状況は正しくない。そのような状況を作る森太郎をしうが信頼できないというのは当然の話
ここでとわが同居の中で知った親切心から彼を信頼できると断言する展開は良いね

とわがそのように信頼を示してくれたなら、森太郎とて彼女を信頼して外出方針を打ち出すのは納得出来るね
そうして早速訪れる外出の機会。横断歩道の渡り方やら電車の乗り方が判らないとわだけでは外出は不安だから森太郎が一緒にお出掛けする
それは親心のようで居て実際はデート模様になっている

というか、どう見てもデートですね。一旦それを意識してしまえば手繋ぎすら恥ずかしくなる
そこでとわに人間を勉強させる意味が前に出てくるのは良い構成。とわは下界や人間の事を知らないから森太郎が教える必要がある。でも、時にはとわに教えられる人間性もある
2人は良い組み合わせだと思えたEPでしたよ



タカツテムが記録しました
良い

試験を突破し入隊出来た事で、防衛隊員を目指す物語から隊員同士で切磋琢磨する物語へとクラスチェンジしたね
でも、カフカだけは合格とは言い難いもの。だからこそ他の者より頑張る必要があって。才能が控えめな彼が上を目指す土台が整ったようで

合格を手にしただけでも優秀が証明されたようなもの。でも、周囲に居るのは同じく高評価を得た者達。だから些細な事でも競い合い互いを意識している。特に風呂シーンはその傾向が顕著
その渦中にて低い次元でドヤってるカフカは本当に面白枠として機能しているよ(笑)

他方で保科から疑われているようにカフカは安全な身の上ではない
ミナの隣に行く為に隊員だけでなく彼とも競う必要があるカフカにとって、保科から注目されているのは少々宜しくない
そう考えると初任務はカフカが防衛隊として適応しているかを試す場になるのかも



タカツテムが記録しました
良い

後半ですばるが代弁してくれているように、桃香は相反する想いを抱いているから現状を継続させてしまう。そこに何事も正論でぶち壊す仁菜が良い塩梅に絡んでいるね
彼女にとって、ダイダスが自分達より評価される世の中も、桃香がはっきりしないままに音楽をやる現状も気に入らないわけだ

不安定に壊れている仁菜にとってすばるは良いバランサー
闘牛状態の仁菜に足りない視点を突きつけ、彼女が考えるべき要素へと導く。彼女と友達になった事が仁菜の足りない要素を補助している
智にも似た事は言えるね。新たなバンドへ踏み出せない智にルパは寄り添いつつ歩むべき道を示している

何の為に売れるのか、何の為にプロになるのか。足りない仁菜だけではダイダスに負けたくないなんて言葉しか出てこない。それじゃ桃香は動けない
智とルパの2人は目的だけ有って方針が無かった。だからこそ両者が組む事で互いに足りない何かを埋め合わせる事が出来るのかもしれない

ロックバンドであれば誰もが憧れる聖地武道館は形ある目標、勝者の証
もう一つの証は彼女らの音そのものかな。合奏時のグルーブ感は自分達の音楽が最高の音になる証明を予感させる
ラストの様子を見る限り、桃香は仁菜達の願いを受け容れたのかな?ただ、早速試練の場がダイダスとぶつかるなんて…
様々な因縁が表沙汰になりそうだ



タカツテムが記録しました
良くない


タカツテムが記録しました
とても良い

初日とは異なり三人で巡る吊り橋の国。分かれて進んでいた時は移動手段や性格の違いから巡り方も違った
今回はそれぞれの個性を保持したままで、一緒に行動する事で互いの楽しみ方の違いを味わいつつ渓谷の景色も楽しむ良い旅路となったね

三人で橋巡りとは言っても足の違いがあるから出発・到着時間は異なる。だからなでしこが少しの時間でも何かを食べている様には個性が出るし、多くの橋を既に渡っているリン・綾乃は橋へのリアクションも違ってくる
それでも高い吊り橋を渡る時の怖がり方が似たようなものになるのは怖いものはやっぱり怖いからか(笑)

旅の終わりが見え始めると心に浮かぶのは旅の総括
綾乃にとっては長距離移動となった今回のキャンプ、縁の無い土地で共に楽しむ相手は遠方に越したなでしこと新たな友達のリン
リンとなでしこには普段通りのキャンプ模様でも綾乃にとっては今のなでしこを知る新鮮なキャンプ

ここでなでしこがあまり変わっていないと知れたのは良い結果と言えるのかな?
どこでも誰とでも仲良くなれるし食い気は収まらない
どのような土地でもなでしこはなでしこで。土地と土地を繋ぐ橋を幾つも越えて再会した価値を充分に得られたキャンプだったと言えるのかな

帰り道は3人それぞれ別の道を異なるやり方で帰るから、家に着く頃の会話もそれぞれの違いを楽しめるものに。でもそれぞれが抱く寂しさは同じ。だからこそ次に会う時にもう一度キャンプをしたくなるのだろうね
どれだけ離れていても変わらない想いや友情の尊さを知るキャンプ旅となったように感じられたよ



タカツテムが記録しました
良い


タカツテムが記録しました
とても良い

前回のスパイ騒ぎに関してバーニィは叱責されるけどアルは不問となるのは当たり前なんだけど驚きだったり
サイクロプス隊はアルを戦争に利用しつつも最低限、子供としての線引きをしているようで。逆に若造扱いだったバーニィは大人扱いされている
アルは戦争に関わるべきではない子供でしか無く、サイクロプス隊は戦争に身を投じるべき大人である面が強調されたように思えるよ

バーニィが大人の軍人として描かれるに従い、サイクロプス隊に関してもそういった面が描かれたね
特に自分達が囮と判っていても取り乱さず粛々と作戦遂行を目指す姿は戦争に突き進むしか無い彼らのやるせなさを感じさせた
それで居ながらバーニィには生き残って欲しいとせめてもの願いを託すのだから、彼らの想いには様々な深さを見る事が出来る

始まった作戦がバーニィの失言により企みが露見してしまう様には彼の経験が足りないと感じさせるが、他の隊員はそれを責めずに逃がそうとするのだから増々彼らの大人びた面が強調されるね
と、そう感じられただけに経験をものともせず機体性能で状況をひっくり返すガンダムの脅威性に目を奪われる構成になっているが

戦争を格好良いものと捉えてきたアルが本物の戦場に出会った。何度か話した人が銃弾に倒れる様も見た
そんなアルに突きつけられるのはバーニィの銃口。第一話ラストの頃とはそれに全く異なる意味が有ると知ったばかり
ガンダムとジオン兵に挟まれた戦場でアルはどのような行動を起こすのだろうね



タカツテムが記録しました
とても良い

ルディ・前世の男にとってはトラウマと言える引き籠もりの件。家族や友人に助けてと言えず、助けの手も取れなかった。だからこそ今の家族であるノルンの窮状は救ってやりたい
過去を悔いる彼のエゴが詰まった内容でありつつも、ノルンの成長譚としても機能しているEPだと感じられたよ

引き籠もりの話を前にルディは平静で居られない。八つ当たりのように敵意を振り撒き、ノルンを救う方法も思い付かない
今回の行動にはシルフィを始めとして幾つもの助けが有ったのだけど、ルディは感謝よりも心配の方が先立っていた印象を受ける
そのような形だからノルンの前に出ても語る言葉を持ちあわせていない

語れないから思い出すしかなくて。引き籠もる家族に対し何も出来ない兄の姿は今の自分そのもの
面白いのはここでノルンも他者と重ね合わせている点か
ノルンにとってルディは恐ろしい人間でしかない。でも彼を知る人間はその考えを否定する。父もルイジェルドも学生達も否定する
ならノルンの認識は間違っているという話になるが、彼女はその恐ろしさへ踏み込む勇気を待ち合わせていない。自分に引き籠もるしかない

変わるのはノルンがルディの姿を父に重ねた時だね
自分を前にしてルディは敬愛する父と同じ表情をしていた。そこには家族としての繋がりが見つかる
なら勇気を振り絞った父や兄と同じようにノルンも勇気を出して踏み込む必要が有って。勇気を行使する怖さを受け止めてくれたらルディは家族と言える

このEPは引き籠もりを止める方法とか部屋から出させる方法とかを描いたわけではないし、結局ルディが何かをしたというわけではない
けれど、ルディが苦しむノルンに家族として寄り添った事で彼女が自分の力で困難を乗り越え成長したのだと感じられたよ
と、良い感じの話となったのに次回予告が凄い不穏……



タカツテムが記録しました
とても良い

進路選択にオーディション、自分が居るべき場所を決める為の儀式。そのように捉えれば部長である久美子が決められず、誰よりも深く悩んでいるのは彼女の特性だけに留まらず立場故という点を感じてしまう
一方で周囲の大人も考えろとただ投げつけず、見守っているのは印象的。選択の儀式は容易でないと伝わってくる

大会に挑む為のメンバーオーディションだけでも充分に選択として機能しているのに久美子達は更に踏み込んでオーディションの遣り方も再考しているね
深く考えず選べば結果は最善とならないかもしれない。考えて遣り方を変えるのであれば、以前と異なる結果へ通じる過程は始まっていると言える

そのように捉えると真由には違和感を覚えるかも
選考前から自分が選ばれる認識で過程を丸ごと無視しているかのよう
ただ、それは彼女が北宇治に馴染む事に必死になっているからかもしれなくて。久美子を祭に誘った行動には祭の空気から弾かれたくないとの恐れを感じてしまった
だから当日も皆から必要とされる撮影役を買ったのかもしれないし

だとしたら、久美子が北宇治の皆でも秀一でもなく麗奈を選んだのはその時点で特別性が現れているのかも
麗奈は久美子と一緒に居たいから音大を選んで欲しい。久美子は進路で道を分かつと思わないから更なる選択を必要としない
久美子は進路を散々に悩んでいるけれど、今自分がこの場所にいる理由には全く迷っていないと判る

ただ、久美子は選ぶだけでなくオーディションでは選ばれる側でも有るわけで
3年であるとか部長だからなんてのは選ばれる理由にならない。残酷でも実力ある者が選ばれる。選ばれなかった時はそのような己の未来を選ぶ事になる
気になるのは真由の発言により積み上げられたフラグの数々。麗奈と久美子が並び奏でる光景は当然のように見られるものだと思っているのだけど、果たして……



タカツテムが記録しました
普通

ひまりとの関係を進めたい依にとってその想いはバンドを始める原動力となった。なのに、依との関係に現状維持を望んだひまりは依の為に費やす時間は少ない
それはひまりにばかり都合の良い状況に見えて
依への想いを持つ亜季が遂に動き出した事で物語も動き始めたように思えますよ

依がバンド活動を始めた事で時間が空いたひまりが始めるのは料理。そこには依に食べて貰いたいとの望みは確かに有るのだけど、主目的に時間活用が含まれる限り、依とのバランスが取れているとは言い難い
明るい表情で自分の為に時間を使っているひまりの姿を見て依が曇ってしまうのは仕方ないというもの

相手の為に時間を使っている者は何も依だけではなくて
亜季は依と一緒にバンドをやって、彼女に何か有れば喫茶店で話を聞き。それらの行動には依への想いが溢れている
だから依との時計を進めようとしないひまりを挑発する行為も究極的には依の為で。亜季の言葉によってひまりが気付きを得れば良いのだけれどね



タカツテムが記録しました
良い

つむぎとのえるの魅力が存分に詰まった回となったね
つむぎは森太郎へ密かに恋する少女として、のえるは初めての友達に喜ぶ少女として
森太郎との二人っきりの時間を大切に過ごす二人の姿は温かい微笑ましさに満ちているよ

つむぎの魅力は森太郎に近付く為に色々考えるのに実行力が低い点だね
本人はそれに悩み心の中が落ち着かないのだけど、だからこそ時折訪れる役得なシーンに感情高ぶらせる彼女の姿には恋する少女としての全てが詰まっている
居眠りする森太郎を見詰めるシーンは特に良かったよ

のえるはつむぎと違って恋愛感情はないけれど、それだけに森太郎との時間を純粋に楽しんでいると感じられる
初めて出来た友達との交流にテンションマックスとなってお喋りしたり買い食いしたりなんて青春っぽさに溢れている
その様子には恋愛を少しも感じさせないから、のえるが裏表なく森太郎との時間を過ごしているのだと感じられたよ



タカツテムが記録しました
とても良い

他の防衛隊志望者を圧倒するキコルの前に現れるのが試験用の怪獣を本物の脅威に作り変える怪獣という展開、このような構図は王道感が有る為に良い緊張感を持たせるね
だからこそキコルの前にカフカが現れる展開も王道感が有る

秀でた存在であるキコルの苦悩となってきたのは父から与えられない愛と代わりに押し付けられる重圧。それが彼女の強さの源泉となったのが判る
キコルが今持つ強さでは復活した怪獣に届かない。別種の強さを持つ者が戦場に立つ必要がある

キコルのピンチに自分のリスクを考えず颯爽と現れるカフカは主人公感が有るね
おまけにカフカは父が認めてくれなかった頑張りを認めてくれた。二人の関係が変わり始めるきっかけとなるだろうと予想してしまう

強大な力を征した凶悪な力。それだけにカフカと同種っぽい人型怪獣が清掃業者に紛れ込んでいると判るラストに寒気を覚えてしまうよ



タカツテムが記録しました
とても良い

これまで仁菜が感じてきた理不尽は何処か名状し難く世間そのものに敵意を向けていたような気さえする
けれど今回は他者の狡さが明確に顔を出したね
チケットノルマにダイヤモンドダスト名義の出演。そして旧友の裏切り。それらは仁菜の反抗心を刺激するに充分過ぎる要素

チケットノルマ制は珍しい話ではない筈だけど、バンドの知識が足りない仁菜にとっては晴天の霹靂、騙された気分になる
おまけに自分が只で譲った行為が相手を騙したかのようになってしまったのであれば自分にすら理不尽を覚える
仁菜が感じる理不尽の反抗対象は自身のバンドにすら向きかねないもの

極め付けがダイヤモンドダストの新たなボーカルに収まったのが自分を裏切った人間であった点か
そこには二重の理不尽があるね。仁菜への裏切り、桃香への裏切り
桃香はダイヤモンドダストの理不尽を受け容れてしまうが、理不尽に反抗してきた仁菜は桃香だろうと容赦はしない。それこそが彼女の真骨頂

どれだけ言葉を重ねても納得しない仁菜の叫びは鬱屈を抱える桃香にも伝播する
それは仁菜が持つ特異な力。ならそれをバンドの力とすれば彼女らの反抗はより輝きを増す
死んでも負けないと吠える彼女らの棘は誰にも真似できない領域へと達したように思えるよ



タカツテムが記録しました
良い


Loading...