青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない

青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない

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鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project
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    2回目

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    Date:2023/12/1

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    泣けるね、泣いた。家族ものは堪えられない。
    咲太よく頑張ったよ、飄々としてくだらないことを言うのも直視してたら心が折れそうな現実があったからこそだもんな。
    麻衣さんはもはや恋人ではなく家族だな。

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    これまでの青ブタシリーズは咲太は主人公として思春期症候群に悩める友人たちを基本的には”救う”立場だったわけだけど、今作は明確に咲太が巻き込まれる側だったのでまずそのアプローチが新鮮だったね。序盤の双葉との会話にもあったし、常にその飄々とした立ち振る舞いからも悩みなんてあるのか?と自分も思ってしまう彼。だけど描かれていないこと=意図的に思考から外していたことなんだな、というのに気づかされた。それは紛れもなく母親のこと。他のキャラクターたちとの母親と子という関係も織り交ぜつつ、なかなかまっすぐ向き合うことができなかった母親に咲太が色々な人の助けを借りながら最終的には麻衣さんとの会話の中で涙ながらに本心を語ることができたのがすごくいい脚本だった。病室でのラストシーンはめちゃくちゃ泣いてしまったよ…。こういう家族のテーマにめっぽう弱い。
    大筋のストーリー展開はそこまで斬新なものではないけど
    だからこそシンプルに染み渡るストーリーで俺はこれまでのエピソードで1番好きでした。面白かった。

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    高校生編最後
    今回のメインは家族の話
    原作読んでるからどう映像化されるか楽しみだったけど
    重要なところはだいたいさらってる感じ
    原作ではさらに心情とか書かれてるからおすすめ

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    本筋とは関係ないけど麻衣さんとのイチャイチャがなんか生々しくて良かった。あれは恋じゃなくて愛だなあ

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    これまでよりも心情的に描かれていたのかな?
    咲太の過ごした時間をしっかりと振り返るように描いていて、そのことに麻衣さんだけが当たり前のように気づいていて、彼女の言葉に泣けた。
    かえでー花楓編から少し時間も経ってしまったけれど続けて見返して見るといいのかもしれない。

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    高校生編最後、ということで咲太のターンか。

    母親から逃げたわけではない。ただ、忘れるしかなかった。
    彼がどれだけ苦労してきたか見てきたから、その言葉にウソは無いことはわかる。

    しかし、再び思春期症候群を発症した。
    それだけ彼にとって大きな後悔を背負っていたのだろうなあ。
    まさか別の世界線へ移動してしまうほどとは……

    母親の日記に「3人」と書いてあったシーンでは鳥肌が立ってしまった。
    麻衣の時に一度見た現象とはいえ、怖すぎた。

    別世界の双葉も頼りになるなあ。
    個人的にはこの作品で一番の推し。

    麻衣がそばにいてくれることの安心感。
    何かできるわけでもなくとも、彼女の言葉、存在は咲太にとってはこれ以上ない力。

    母親とあらためて向き合った咲太。
    あきらめないと決心した時、母親に呼ばれた名前。
    咲太と母、花楓が涙を流す光景に、もらい泣きしてしまった。

    咲太が心地よいと言った別世界。
    そんな世界でぬくぬくと?しているヤツに「しっかりしろ」なんて言われる筋合いは無いよなあ。
    がんばっているもの、咲太は。

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    今回は前作のおでかけシスターに引き続き家族に向き合うのに加え,咲太が自分の嫌なところも含め自分に向き合いそれを受け入れて大人になるストーリーなのかなと思った
    家族に向き合うというのはもちろんお母さんで,おでかけシスターの時からお母さんの存在が全然出てこないことが気になってたけどそこにちゃんと向き合ってたのが良かった,お母さんに対して抱いてしまった負の感情に気づいてしまったこととそれに無理やり蓋をしたことで思春期症候群を発症したんだと思う
    周りに認識されなくなった咲太が関係が深い人に会いに行くけど誰にも認識されない,特に家族3人の団欒の近くで呆然と座る咲太のシーンはかなりつらかった,あのシーンで出てなかった翔子ちゃんだったらお父さんだったら見えたのかってのは気になったけど,この思春期症候群はお母さんの存在に蓋をしたことで発生したもの,お母さんの存在を否定してしまったことによるものだからもはや生まれていないような状態で誰にも認識されようがないのかもと思った
    そこで唯一咲太のことを認識することができたのは咲太と最も関係が深くて婚姻届を書いたことで未来の新たな家族になろうと誓い合った仲である麻衣さんだったというのは納得感があった,婚姻届の話がここの伏線になっていたとは...
    パンフレットのイラストはこのシーンのすぐ後だと思うけど,麻衣さんの持っている紙は見た感じ罫線が書かれているから咲太がポストに入れた紙なのかなと思う,映画を見た後に意味が分かって悶えた,麻衣さんの表情が良すぎる...

    今日の舞台挨拶LVでなおぼうも言っていた青ブタの登場人物は思春期症候群に助けられている面もあるというのは自分も思ってたことで,普通の現実世界の人間なら無意識のうちに蓋をしてしまい気づかなかったかもしれない感情に思春期症候群という症状によって無理やり向き合わせてくれる,心と体のアラートみたいなものなんだと思った
    そう考えると思春期症候群はネガティブなものではなく辛さや痛みは伴うけど乗り越えることで良い方向に向かせてくれるものなんだと思える

    後はやっぱり麻衣さんって最高だよなあって気持ちでいっぱいになった
    婚姻届を出すところのシーンとかも含め前作のおでかけシスターよりも麻衣さんが柔らかくて優しさが増してた気がする,大学受験もひと段落して未来に目を向ける機会が増えたからってことなのか花楓のこともひと段落して一緒にいる時間が単純に増えたってことなのか
    咲太を見つけてからのシーンがずっと最高だった,麻衣さんがクッションを持って咲太の部屋に入ってくるシーンも良かったし,咲太が胸の内を吐露するシーンで寄り添って話を聞く時の相槌とかも包容力がすごかった,大人になったからと言うシーンはもはや母性すら感じた
    朝起きて目線の先にいる麻衣さんのカットも神だったし,俯瞰してベッドを映すときの麻衣さんの髪の毛の広がり方とかもとても良かった,キスしたって言った後に唇を枕の影に隠すところも良すぎた,咲太が発狂するのも分かる

    ここの一連のシーンだけでももう一回見に行きたいと思えるし,他にもまだまだ気づけてない部分があるだろうからまた見に行きたいと思う


    とにかく頭の中に思い浮かんだ感想を書きだしたらすごい分量になってしまったので,ここからは自分のメモ的なもの

    今のところ2回見ていて,まだ明確になっていないかなと思うところについて (原作未読なので勝手な考察)
    ・ランドセルガールの存在は何だったのか?
    ランドセルガールの存在については咲太が相談した時に理央が言ってたけど,咲太にしか見えないだろうことから咲太の思春期症候群という可能性と,麻衣さんと同時に存在できていないから麻衣さんの思春期症候群って可能性があると思った
    咲太の思春期症候群の場合は,はじめに夢でランドセルガールと会い始めたのは先生に進路希望表を早く出せ,両親と相談しろって言われてたところあたりだからやっぱりへそのあたりの傷と同じでお母さんのことが影響している気がする
    ランドセルガールが居心地の良い可能性の世界との行き来をする案内人みたいな役割だった気がするし,可能性の世界から戻ってくるときも本当に戻っていいのか念押ししているところもあったから自分の分身,自問自答するためのもう一人の自分的なことなのかなと思った
    なぜランドセルガールが麻衣さんの子役時代の姿だったのかは,咲太は麻衣さんのことを信頼してるから,子役時代なのは母親から見たら子どもっていう視点だからとか?
    麻衣さんの思春期症候群の場合は,子役時代の麻衣さんに関係するのは麻衣さんが自分のことを憧れているっていう子役の女の子に会ったってシーンだからそれが関係しているのかなと思った
    このエピソードを話しているときに親が子供を特別にしたいと思う気持ちはまだわからない,それに対して咲太がそういう気持ちは親にならないとわからないって話してたし,なにか心情に影響のあるエピソードな感じはする
    実際にこれはその通りだなと思うし,咲太と同じように麻衣さんもお母さんに対して思うところがあるのは間違いないと思う
    実際に0or1ではなくて咲太と麻衣さんの2人が引き起こした思春期症候群なのかもしれないけど,まだ明確に答えが出ていないのが気になる
    ・霧島透子,赤城郁美の存在は何なのか?
    これはきっと大学生編で深堀りされるんだろうけど,とても気になる存在
    霧島透子は翔子ちゃんも知りえない存在だし,可能性の世界の咲太がどう思う?って聞いてきてるってことはなにかこの思春期症候群とかに影響してくるのかなと思う
    赤城郁美はクラスメイトだけど何故か可能性の世界では同じクラスにいる,一緒に帰った時に踏み切り前で何か話していたけどそれが何だったのか気になりすぎる
    ・最後の病室のシーンでお父さんがいなかったこと
    これは特に意味がないのかもしれないけど最後のシーンで僕らは家族になったのところでお父さんがいなかったことが気になってしまった
    お父さんは既に咲太と信頼関係をきづけているってのはお母さんに会ってから別れ際に話すシーンで丁寧に描かれていた気がするから,あの場にいなくても大丈夫ってことなのかもしれない,あのシーンはお母さんと自分を受け入れるってシーンだと思うし

    その他気になった・良かったシーンと感想
    ・咲太の顔に影が入ってたシーンが結構あったけど意図的に咲太の心情表現とリンクしている感じがした,特に隣にいる花楓には影が入ってないけど咲太には入ってるってシーンがあった気がする
    ・麻衣さんから母親を紹介されたときの咲太の反応とか表情を見ると,麻衣さんの母親もちゃんと子どものことを見ているなと感じてじゃあ自分の母親はどうなんだろうかと比較しているのかなと思った,おでかけシスターの時もずっきーのお母さんと話しているときの咲太の表情も気になった
    ・麻衣さんが咲太のへその傷を触ったときの咲太の顔が良かった,咲太は不意にぐいぐいいくから麻衣さんもあの時はたじたじでキスも受け入れてたのがとても良かった,残念ながらあのタイミングでは成立しなかったが...
    ・咲太と花楓がお母さんに会いに行くシーン,確かにお母さんは花楓のことしか見てないから咲太のことは見えてないんだろうな
    ・周りに認識されなくなった咲太のゆめみるの時とか麻衣さんの時との違いが気になった,それぞれ状況が全然違うから何とも言えないけど繰り返し比較してみたくなる
    ・お母さんの書いてある日記に自分の名前が書いていないことを知って愕然とする咲太だけど,ちらっと見えたページに不自然な行間とかがあったから思春期症候群によって見えなくなっているだけで実際はお母さんの日記には作田への感謝の気持ちとかがつづられているんだろうなと思った,あくまでも咲太から距離を置いてしまったに過ぎないと思うし
    お母さんの日記の行間
    ・居心地の良い可能性の世界は元の世界と少しずつ違う違和感があるというのがおもしろかった,特に違いがあったのはパンフレットにもあった理央でコーヒーの飲み方以外にも理科室と理科準備室での違いとかもあるのかなと思った,明確に分からなかったけど花楓もなんか雰囲気が違った気がする
    ・あとは可能性の世界はお母さんが入院しなかった世界だから家の室内の家電とか持ち物とかが元の世界よりも豪華で生活体が上がっているというのも描写で分かるのが生々しかった
    ・可能性の世界でお母さんと話してて,お母さんに気持ちを伝えそうになるけどこっちのお母さんには言わないというのが感じられるシーンも良かった,あの時点でちゃんと意志が固まってたってのを感じられた
    ・細かい描写が丁寧なのは本当に重要だよなと思った,例えば人が近づいたときに反射的に少し体を引く仕草とかも表現されててリアリティがあった,舞台挨拶でも言ってたけどキャストの演技に加えて絵が補完している部分はかなりあったと思う,CloverWorksありがとう...

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    おでかけシスターと合わせて完成

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    青ブタ高校生編の完結作品として最高の映画だった。テレビシリーズと過去の映画2本の内容にも絡め、伏線も一部回収していて、まさに集大成に相応しい内容で感動した。ここまでヒロイン達の思春期症候群の解決を手伝ってきた咲太にスポットをあてて高校生編を締めるという構成がすごく良い。ヒロイン全員歌唱verの「不可思議のカルテ」にも感動した。大学生編の制作も決定して、これからもさらに面白くなっていきそう。

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    TVシリーズ第3話でハートをがっちり掴まれた作品。
    本作は劇場で4回観たことになる。

    前作「おでかけシスター」とこの「ランドセルガール」で1つの作品になり,高校生編は完結。
    一貫して丁寧に作られていた。TVシリーズのエピローグ的な感じではあるが,TVシリーズから追ってきたものにとってはとっても感慨深い(その意味で新規の人にはハードルが高いとも言える)。

    麻衣さん「そういうのなんて言うか知ってる?」
    (ちょっとだけ首をかしげる咲太)
    麻衣さん「そういうのを大人になったって言うのよ」
    というシーンはとっても刺さる。このシーンのためにTVシリーズから続いてきたのではと思えるほど。

    「ゆめみる少女」ほどは感情を揺さぶられないものの,じんわり来る。
    大学生編のアニメが楽しみ。

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    自分の理解不足かもだが、なぜロリ麻衣さんなのかよくわからなかった。
    家族をテーマにしたストーリーは良かった。

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    やっぱりかわいいなぁってなる。
    でも、最後になぜお父さん入れてくれないんだぁああってなった。
    個人的な感覚で申し訳ないけど、そんなに都合よく家族は元に戻らないと思うから
    もう少し、内容深堀して思春期症候群と入り交ぜて重めにしてほしかった。
    故に、ストーリーは普通。他は良き

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    演技も含めてだと思うけどセリフの音質が生々しくてドキッとしたな。全体はシリーズの中ではそんなに印象に残る回ではなかったという感想。エンディングは咲太くんの歌う不可思議のカルテじゃなくて良かったのだろうか…。

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    思春期症候群に悩む幾人もの少女に関わってきた咲太。それは一種のヒーローでありいわば救う側の人間として描かれてきたと言える。実際は救うというより寄り添ってきたという言い方の方が正しいのかも知れないけど
    そんな咲太は前作『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』から引き続き兄として花楓の難局に寄り添い続けている
    それでも全てが順調に進んでいて、あの麻衣ですら母親の想いと少しずつ向き合い始めている

    そんな状況で咲太の前に提示されたのは母親との再会。でも、それとて話題の主となるのは花楓。久方ぶりの再会に緊張する妹に寄り添う兄という役割
    それは問題が思春期症候群に悩む少女側にあるならば問題ない姿勢。だからこそ、咲太は自分自身の問題を放置していた点に全く気付かなかった。今作は咲太が知らず知らずの内に見過ごしてきたものを強烈に描いているね

    咲太の姿勢って苦境に陥っている妹の兄としては正しいものなのだけど、意識するしないに関わらず兄として振る舞い過ぎるが為に自分を蔑ろにしてしまっている印象も受ける
    咲太と理央が母親について語るシーンが有るけれど、そこで理央は自身の母親について母親になる事を拒み自分を保った人と語る。その考え方を転用すれば、咲太は思春期症候群を発症しかえでになってしまった妹を守る為に自分よりも妹を優先して兄になった人と言えるのかもしれない

    咲太が半ば否定してしまった『自分』の中にはきっと母親の息子という立ち場も含まれているのだろうなと、今作を見ると思えるよ
    世界から忘れ去られてしまったのは咲太に原因が有る。かといって咲太に回避できる可能性が有ったのかと言うと難しい話

    というタイミングで今作はとんでもない光景を見せてくれる…
    咲太が中学時代の行動を少し変えるだけで全てが救われる世界。母親を否定した事で世界から否定されてしまった咲太にとって居心地の良いけど不都合な世界
    そこを逃げ場としないのが梓川咲太という人間の良い処だね。誰にも気付いて貰えない絶望的な世界でも、そこを自分の居場所だと確信できる
    彼の強さの本質は自分の幸せから逃げない事なのだと改めて思えたよ

    ただ、結局のところ、迷える咲太は中学時代に妹を救えなかった咲太とも言えるわけだから、自分を救うなんて難しい
    そのタイミングで麻衣が迷える咲太の元へ一直線にやってきてくれるのが本当に良いと云うか、最高の彼女ですね!と言いたくなる。他にも母親の件で悩める咲太への麻衣の言葉が良かったし
    咲太は『自分』よりも妹を優先して兄になった、その結果が今の迷子状態。でも麻衣は「大人になった」と言い換えてくれるんだもんなぁ
    なら、咲太は母親に忘れられたとごねる子供ではなく、大人に近づく一人の人間として母親に向かい合う事が出来たと言えるのだろうね

    TVシリーズに加え『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』という良い映画を通して青春ブタ野郎シリーズを描くに留まらず、映画2作という大盤振る舞いを味わえて喜んでいただけに、更に続編を作るという話には驚き
    まだまだ本シリーズを楽しめそうで一人のファンとしては嬉しい限りですよ

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    前回劇場版からの続き。
    花楓ちゃんの進路も決まって麻衣さん卒業からの梓川家お母さんと再会するお話。
    結論から先に言うと、「みんながんばった」

    花楓ちゃんは咲太に支えられてたが、やはり咲太にしわ寄せがいくのか……。
    咲太がバニーガール先輩状態になる。尻蹴り合った古賀ちゃんでさえ観測できない。
    ランドセルガールに連れてこられた世界はかえでちゃんの存在しなかった世界。
    花楓ちゃんは花楓ちゃんのままでお母さんも入院することのなかった世界。
    それはそれで幸せなんだろうけど、やはり自分の世界の問題を解決しなければ。
    お母さんがいなくても大丈夫なように生活した結果がお母さんを必要とせずお母さんから存在を忘れられてしまう世界というのはなんとも世界が咲太に厳しい……。
    尻蹴り合った古賀ちゃんでも観測できなかった咲太を観測してくれたのはお守り代わりの婚姻届を肌見放さず持っててくれた麻衣さん。
    どう見てもセルフ君の名は。でした本当にありがとうございましたw
    やっぱちゃんと名前書いとかないとダメよ。「すきだ」とか書いても探せなくなっちゃう。
    かえで / 花楓専属カウンセラーの咲太をカウンセリングしてくれるのはやはり麻衣さんしかいない。咲太だってあまり抱え込みすぎずに麻衣さんにケアしてもらいな?

    前作で花楓ちゃんがんばった。今作でお母さんもがんばってた。シリーズ通して咲太はがんばってる。みんながんばってたんだよなー。今後 4 人で暮らせるようになるのかな?

    続きも制作しているようなので楽しみ。青ブタシリーズ見た事ない人は次の作品出るまでの間に履修を済ませましょう。

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    たった76分なのに、すげー長い体感…

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    作画、演技共に素晴らしくキャラの魅力は十二分に描かれていた
    ただストーリーが途中までは面白かったものの最終的に微妙というかよく判らなかった
    最後に母親が急に咲太のことを認識できるようになったのは何で?
    麻衣さんに似た子供は何故何のために現れたの?

    前者は母親の闘病していた2年間を咲太が受け入れることができたため
    母親も咲太を認識できるようになったと捉えられないこともないけど
    ちょっと展開に無理があるか説明が足りてないように思える

    後者については本当に全くわからなかった
    タイトルにランドセルガールと付いているのに正直何のために居るのか判らない存在
    タイトル詐欺に見える

    青ブタ劇場版は1作目の内容が凄く良かったので2~3作目も劇場まで見に行ったけど
    自分が期待してた程の内容では無かったのが残念

    咲太の物語、だった。

    これまで麻衣さんはじめ、周りの女の子達が思春期症候群、というよりその名を借りた思春期ならではの悩みに向き合い、それを乗り越えていく話が続いていたと思う。その中で咲太は常に、うらやましいくらいのイケメンムーブで彼女達を支えてきた。こちらも安心して見ていられるくらいに咲太は人間ができていた。

    本作も咲太の人間力の高さは変わらない。いや、むしろ拍車かかってるかもしれない。だけど、それでもなお、咲太には乗り越えるべき何かがあって、これまでも伏線はあったけどようやく正面切ってそこに切り込んだ作品と感じた。

    前作までに咲太が見せてきた人間力の高さ、人としてのイケメン度、それは天性のものとつい思ってしまいがちだけど、そうじゃなかった。飄々として見えるけどその陰には彼の孤独ながんばりがあった。きっとかつては咲太も、親に年相応の反抗心を持った、どこにでもいる男子学生だったんだろうと思う。可能性の世界で、お母さんがお礼を言われておどろいてたことからもわかる。それが、妹と母親がおかしくなって、家族バラバラになって、料理も洗濯も後天的に身につけたのだ。生活していくために。お兄ちゃんとして、妹を守るために。すごいと思う。自分にはとてもできないと思う。

    歪な形の家族環境で、咲太は自分が妹の保護者であろうとするあまり、父と母のいない状態をデフォルトとしてきたのかもしれない。誰だって、自分の母親の心が壊れてしまったとしたら、そんな状態を直視したくないし受け入れたくないものだろう。多感な時期ならなおさらだ。それでも咲太はそこでグレたりしないでお兄ちゃんとしての責務を全うしてるわけでほんとにすごいんだけど、その過程で母親を正面から見れなくなってしまったのかもしれない。母親に認めてもらいたい、愛されたいという根源的な気持ちすら抑制していたんじゃないか。だから誰からも認識されなくなったのかもしれないな。

    そんなスーパーできる男咲太にも見ないようにしてきたところがあって、でもそれは咲太が頑張るあまりの代償なんだけど、それでもショックを受ける咲太が辛かった。そこでそれに気づいて悩むところはやっぱり咲太だ。

    誰にも見えなくなった咲太がお母さんの病室に入って、ここでずっと一人で頑張ってたんだって気づくシーン。この時急にお母さんというキャラが一人の人間として存在感を放ち始めた気がした。今まで奇妙なくらいに作品内で描かれてこなかった母親。それはきっと故意の演出であって、咲太が考えないようにしていたから咲太視点の物語では無視されていたお母さん。だけどお母さんにもお母さんのきっと壮絶な物語があって、苦しみもがいていて。一人でノートにただ思いを吐き出すしかなくて。よく、家族の存在感がまったくないジュブナイル作品って結構多いと思うんですが、それを逆手にとってここで始めて母親と向き合わせるの、すごいと思った。

    母親は最初から母親だったわけではない。母親になったのだ。だけどそんなこと、子供の頃には想像もつかない。母親は絶対的な存在だと思い込んでしまっている。母親をただのごく普通の一人の人間として見ること。ちょっとしたことで心が折れてしまう繊細な、だけど必死に「母親になろう」としている、一人の女性として相対化してとらえること。といっても決して他人扱いするということではなく、苦楽をともにする存在として尊重し、大事にすること。それが、大人になった、ということなんだと思う。だから麻衣さんにそう言われて、咲太は泣いたんだろう。母親から離れ、同時に一人の女性と生涯を生きていく決意をすること。思春期の終り。ノート、「保証」、校庭。バニーガール編のモチーフを全部なぞりながら、そこに到達するラスト。「高校生編」の終幕としてこれ以上ない美しい結末だったと思います(まあ咲太はまだ高校生だけど)。

    咲太も頑張ってたし、お母さんもこの上なく頑張ってた。花楓も、お父さんも頑張ってた。みんな見えない所で本当に頑張ってたんだよな。家族がそのことを共有できた。それだけでもう、ああこの家族はもう大丈夫だなって思えたし、そんな咲太を真っ正面から受け止めて、誰にも見えなくなっても一人だけ見えてる麻衣さんはもう完全に咲太と新しい家族を築いていけるなと思った。

    それにしても「大人になった」ら、今後のシリーズで思春期症候群はどうなってしまうんだろうな。思春期症候群って、なんかちょっと不思議現象、SFぽい感じ出してるけど、あれって実質的にあの頃誰もが感じる心の在り方を強調したものだと思うので。自意識溢れ出すあれ。

    マーロウのプリンだ! 花楓・かえでがプリン好きなの、大好きなお母さんが好きだったからなんだね…。きっと大船や茅ヶ崎(なくなった)でおっきなビーカープリンを買って一家四人で食べるのが小さい時の幸せな時間だったんだろうなあ。今後もうプリンのシーンも涙なしには見られない。お母さんの住んでる家は新横浜か小机あたりかなあ。日産スタジアムが見えたから。わざわざ横浜駅で途中下車してまで買っていったんだろう。特に花楓はずっとお母さんに対して自責の念を感じていただろうから……よかった。本当によかった。

    今回の思春期症候群はちょっと僕愛君愛みがある感じの出方で、「一家四人が楽しく暮らしている世界」に行ってしまった。この上なく優しい、都合のいい世界を、だけど咲太は離れて元の世界と向き合おうとする。ランドセルガールが小学生の姿だったのも、大人と子供の対比とかがあるのかもなあ。咲太がもう「大人」に足を踏み入れているからなのかな。

    理央さん、「いい女」度が増してる気がしました。やっぱ理央さんすげーかっこいい。理想の友人。理央の教室に咲太が入るシーン、黒板でプランク定数の説明してて笑いましたw しかし高2でプランク定数までやってるあの高校ヤバいな。

    安易に家族の存在感の希薄さとか家族不全を出すんじゃなくて、それにきちんと向き合ったこの作品の姿勢に敬意を表したい。結末も決してまた4人で楽しく暮らしましためでたしめでたしじゃなくて、これからも4人はもがきながら最良の形を探していくのだろう。バラバラに暮らしていても今作で確かに彼らは家族になれたし、とてもリアルな家族の形という気はした。家族の問題は誰にでも起こりうるからこそ、多くの人に刺さる作品になったんじゃないかと思う。自分もそうで、自分と家族との向き合い方というものを考えさせられました。咲太だけでなく花楓や母親、父親まで、真摯な人生を細やかに描き、彼らの幸せを願う制作陣の想いのようなものを感じた。

    麻衣さんと咲太はもう熟年の夫婦みたいな安心感で、今回もことあるごとに咲太を支え、また支えられているのを見て、ほんとに良い伴侶に出会えて良かったなあ、と心から思った。保障じゃなくて保証しなよ! 大学生編、楽しみです!

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